僕の信じる全ての事【第2回】 - 雑貨店Noichi(ノイチ)の運営 | 有限会社溝上企画

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僕の信じる全ての事【第2回】

1976年1月24日生まれ(27歳)タイ名:SURASIT DONJAIPRAIWAN (強力な人生という意味)カレン名:Eapoe Lor-ea(甘い花という意味)タイ最高峰に位置するドイインタノン(国立公園)山中のBaan Phamon村出身。生まれ故郷の自然を愛し、自然の力を信じ、自作の歌をギターと共に歌うのが好きな森の哲学者と言われる少数山岳民族カレン族の青年。大好物:殻付きピーナッツ。

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さて、前回は僕らカレン族の信じている事に少し触れた。民族にはそれぞれ、人にはそれぞれの信じ行っている事が有、またそれらは個々違う事に気づく。僕の属する少数山岳民族カレン族でもグループ一つ一つによって信じ行う事が有、それらは人々の生活の中で無意識に人々をオーガナイズする力がある。もし彼らにその信じ行う事が無くなったら皆一緒に行動する事は難しくなる。だからそれら信じる事は僕らを結束させ平穏で幸せにしてくれるのである。このカレン族のライフスタイルは自然との関係にとても深く結びついている。自然を愛する人、自然を大事にする人、それらの深く自然を理解している人々には価値がある。今現在何をするにも変わり過ぎていて、僕らカレン族のライフスタイルも社会の動きによって変わりつつある。

自然すなわち生活の中心を意味する。全ての始まりは自然から来ている。僕ら自身も自然から生まれた。したがって共存し、生きていくという事は自然を理解すること。そして自然環境と人間本来の姿を受け入れる、又は認める事。これらの考えは僕らに愛を与え、お互いを理解させる。カレン族の人々の考え方の基本は「信じる」である。

 

例えば・・・
1 自分を信じ知る事。
2 自分は一人では無い、兄弟や友達が居るという事を信じ知る事。
3 正しく無い行為を恥と感じ人間の生命全てを誇りに思い信じる事。
4 他人を受け入れ合い共存する事。
5 女性と男性は対でなくては存在しないという事。
6 自然の環境は人間と対になって生命が宿る。人間は謙虚に自然に接し共存する事を知る事。全ての食べ物には人間が生きる為のエネルギーがある。人生には不幸もあれば幸福もあるという事。
7 この世に人間が生まれ、その他の動物が生まれ、地球は完全になった。全ての労働力に対して感謝し、栄誉をたたえ決しておごってはいけないという事。
8 僕らは明日も生きていく、そして人間社会は続いていく。考える事と学ぶ事は対になっており好い事や悪い事を教えてくれる。自分と他人を知る事を教えてくれるという事。

 

カレン族の考え方の中心には自然が有、そこから信じる事が生まれたと言える。そして多分地球上でも自然と深く共存し、自然を良く理解しているグループの一つである。 僕らは自然を愛する人々で、また自然を信じ理解し、そして自然に尊敬を表す。 僕らは自 然と共に平和を続けるのである。 次回の僕のお話はカレン族らのその他の信じる事柄がどれだけあるか?それぞれどんな事があ るか話すとしよう。

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