僕の信じる全ての事【第9回】 - 雑貨店Noichi(ノイチ)の運営 | 有限会社溝上企画

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僕の信じる全ての事【第9回】

1976年1月24日生まれ(27歳)タイ名:SURASIT DONJAIPRAIWAN (強力な人生という意味)カレン名:Eapoe Lor-ea(甘い花という意味)タイ最高峰に位置するドイインタノン(国立公園)山中のBaan Phamon村出身。生まれ故郷の自然を愛し、自然の力を信じ、自作の歌をギターと共に歌うのが好きな森の哲学者と言われる少数山岳民族カレン族の青年。大好物:殻付きピーナッツ。

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好いひらめきと悪い考え

僕らの地球上はいつも変化し続けている。ぼくらは考え、そして未来を見ているから・・・。私達、人間がここに生まれ、住み始めるまでにもさまざまな変化があった。僕らの祖先達のひらめきはたくさんの芸術を生み、たくさんの家の形を生んだ。私達に美しい家や機能的な家を見せてくれてきた。カレン族の年配人らは子や孫に考える事は危険だという事を教えた。自分を好い人間と考えるもよし、自分を大人と見るもよし、物事を大きくも小さくも考えられる。他人を殺す事も考えられる。考えるだけなら何をする事も出来る。

したがってその”考え”は一番危険な事であるというのだ。

カレン族の年配人は一人で居る時には気をつけて考えろという。そして2人で居る時には気をつけて”話せ”という。

何故カレン族は考え方を子や孫に教えるのだろうか? なぜなら私達の人生において常に考えるという行為が有り、そして使うからである  私達人間は皆、死ぬまで人生の中で考えて生きてゆくからである。

私達人間が話し合うときにこうする事やああする事が好いか?悪いか?、するかしないか、皆考えるからである。考えてからその様に行動するときに相手の言葉を聞き、考えながら行動する。したがって人間の考える事は人生において大変に大切な事でもある。

毎日この地球上で人は考え、世界を混乱させる。そしてその当人をも混乱させる。

ある地では殺し合いが起き、ある地では幸福に暮らす人達が居て。全ては考える事から来ている。考えを信じ易いという事は人間を変化させ易いという事である。

地球上の生命が幸福であるためにはバランスのとれた程よい考えが必要であり、私達が一緒に暮らしてゆく為には調度好い考えが必要なのである。

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